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さらに、本シミュレーションでは、クレーンの吊り能力を50トン未満、50〜99トン、100〜149トン、150〜199トン、200トン以上と能力別にカテゴライズすることで、能力クラスごとの需要規模を把握する方法をとっている。
従ってシミュレーションに当たってのDWT予測については、便宜的に各クラスごとに標準DWTを設定し、それにより予測隻数に基づいたDWT値を換算するという手法を用いる。

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次頁表は、現時点における道内作業船の吊り能力クラスごとの隻数、並びに総DWTを集計したものである。これをシミュレーションの前提条件で示した船齢17年目を基点とする3年レンジで集約すると下表のようになる。本シミュレーションではこの隻数を基準数値とし、以後の需要予測を試みる。従って、船齢17年〜19年目のものが、現時点において更新時期を迎えるグループと位置づけられ、船齢14年〜16年と11年〜13年のものは、今後数年後に更新時期を迎えるものである。また、船齢20年以上のものについては、更新時期が到来しているものの、何らかの理由でまだ稼働しているものと判断し、集計数字を採用することとする。

船齢(3年単位)からみた吊り能力クラス別隻数及びDWT

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